「積み立てるのはわかった。でもいつ売る? どうやって取り崩す?」——この疑問に答えるのが出口戦略です。私は投資信託+株式で運用総額約2,178万円(2025年10月時点)。その中核であるつみたてNISAの“活かし方”を、実例ベースでまとめます。
目次
- 出口戦略の基本:非課税期間を“使い切る”設計
- 取り崩しのタイミング:年次分割が基本
- リバランスとしての売却:リスクを一定に保つ
- 出口後の選択肢:資産を“止めない”再投資
- 実例イメージ:私の方針
- 取り崩しのテクニック(実務)
- まとめ:出口戦略は“やめる計画”ではなく“活かす計画”
この記事では、つみたてNISAをどう終わらせるかという視点で、売り時・取り崩し方・再投資の考え方を整理します。
出口戦略の基本:非課税期間を“使い切る”設計
つみたてNISAは20年間の非課税期間を最大限活かすのが基本。
非課税=「売らずに放置」ではなく、計画的に活用していく期間です。
- 非課税メリット:運用益に税金がかからない。→ 長期で複利を効かせるほど有利。
- 売却=悪ではない:リバランスや生活資金化も戦略の一部。
- 計画性:20年の期限直前に慌てて一括売却せず、あらかじめ分割して取り崩す。
取り崩しのタイミング:年次分割が基本
相場の上下に合わせるのではなく、年数で分割して淡々と取り崩すのが再現性の高い方法です。
例:20年満了前からの分割スケジュール
- 15年目〜18年目:毎年20〜25%ずつ売却(4〜5回に分ける)
- 19〜20年目:残りを2回に分けて売却 or 新NISA・特定口座で再投資
✔ ポイント: 価格ではなくスケジュールで売ること。結果的に高値・安値が平均化し、精神的にもラクになります。
リバランスとしての売却:リスクを一定に保つ
株式が想定より膨らんだら、つみたてNISA枠の一部を売却して現金化。
その資金をバランスの取れていない資産クラス(債券・現金など)に再配分して、リスクを一定に保つのがコツです。
例:株式比率が70%→60%へ戻すように年1回チェック。
出口後の選択肢:資産を“止めない”再投資
- 新NISAへ移す:非課税枠を継続活用。つみたて枠に再設定。
- 特定口座で運用継続:課税は発生するが、複利成長を止めない。
- 現金化:生活費・教育資金・サイドFIRE原資など目的別に。
実例イメージ:私の方針
私のポートフォリオは投資信託で安定、株式で上振れ。
つみたてNISAでは「全世界株+S&P500」の2軸運用です。
15年目から年4回の分割売却を基本とし、相場下落時は回数を増やして金額を小さく調整。
資金用途がなければ新NISAへ再投資して、資産を“止めない”のがマイルール。
取り崩しのテクニック(実務)
- 売却日は分散:四半期ごと(3月・6月・9月・12月など)
- 金額指定で売却:評価額の%ではなく一定金額で売ると管理が楽
- 手数料・税の確認:つみたてNISA内の売却益は非課税。ただし移管先のコストは要確認
- 記録を残す:売却日・金額・用途を簡単にメモ。次回判断の参考になる
まとめ:出口戦略は“やめる計画”ではなく“活かす計画”
非課税の恩恵を最大化するコツは、時間で分割・計画で実行・資産を止めないの3点。
積み立てと同じく、出口も仕組み化すればブレません。
免責事項:本記事は特定銘柄や商品の推奨ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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会社員として働きながら、副業や投資に取り組んでいます
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